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花粉症の症状軽減に効果があるとされる料理を食べることで、
食事面から花粉シーズンを乗り切ろうという考え方が広がって
いる。即効性に過度の期待は禁物だが、魚、レンコン、ヨーグルト
などの食材を継続して食べれば、体質が改善され症状緩和が
期待できるという研究成果が浸透してきたためで、“医食同源”
の観点からのアプローチといえる。副作用もないため妊婦など
薬の服用に抵抗がある立場の人も気軽に試せるというメリット
もある。効果が気になる方は早速、食卓に取り入れてみては?
(芦川雄大)
≪対策メニュー好評≫
シダックス(東京)では、全国で運営する社員食堂約900カ所
と304店のカラオケ店、直営レストラン14店で、2月から「花粉症
対策メニュー」の提供を始めた。3年前に始めて好評だったため
年々増やしているもので、今年は5月までに昨年を50種類
上回る計120種類を提供する。
このうちカラオケ店では「銚子産かますの一夜干し」「水菜と
大根のじゃこサラダ」、ヨーグルトドリンクの「ストロベリーラッシー」、
「柚子(ゆず)はちみつ甜茶(てんちや)」の4種類を提供。
かますについてはDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサ
ペンタエン酸)によるアレルギー症状緩和効果、サラダやヨーグルト
は腸内環境を整えることによる免疫機能の正常化、甜茶は
ポリフェノールによるアレルギー誘発物質の過剰生産抑制−と
いった効果が期待できるとしている。
同社は「食事提供を行う企業として、食と健康の密接なかかわり
を知ってほしいと考えた」と、啓発面の意義を説明する。
メニューを監修した順天堂浦安病院(千葉)耳鼻咽喉科学教室
の横井秀格准教授は「1回食べればすぐに症状が良くなるもの
ではなく、食事に気をつけて体質改善を目指すことが大切」と話す。
東京都港区のレストラン「麻布十八番」でも2日から、魚や野菜、
果物などでバランスよく栄養素を摂取することを考えた「花粉症
対策コース」の提供を月内限定で始めた。7500円と高額だが、
すでに十数件の注文があるという。
また、日本気象協会(東京)も、自社のウェブサイト「tenki.jp」
で、体を温める冬野菜などを使った「花粉症対策レシピ」を公開
している。
≪レンコンが最有望≫
埼玉医科大の和合治久教授(免疫学)は、約15年間にわたって
身近な食材と花粉症との関連を調べてきた。その結果、最も効果
が期待できるのはレンコンで、花粉症対策の代表的食材と
されるヨーグルトなどの乳酸菌食材を一緒に食べると、さらに
効果が増すという結論に至った。花粉症に苦しむ630人に、
レンコンの成分と乳酸菌を3カ月間摂取させる実験を行った際
には、81%の人に症状改善がみられたという。
和合教授は「レンコンにはアレルギー反応に関係するIgE抗体
の増加を抑制する作用があり、ニラ、タマネギ、ニンニク、シソ、
ネギでも同じ効果が期待できる」と話している。
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